サンライズ出雲乗車の記録

サンライズ

あーもーどこか遠くに行きたい!ということで、寝台列車に乗ってお出かけしたときの記録です。JRで唯一定期運行している寝台列車 サンライズ瀬戸・出雲に乗ってきました。 東京駅を夜に出発し、早朝の岡山駅で車両は分割され、サンライズ瀬戸は高松駅まで、サンライズ出雲は出雲市駅までゆきます。サンライズ出雲の場合は12時間程度乗車することになります。

東京駅

サンライズ瀬戸・出雲にはシャワールームがあり、車内で「シャワーカード」を購入すると利用できます。乗客全員分は用意されておらず、シャワーを使いたければシャワーカード販売機から最も近いドア付近に並ぶことが暗に求められているようです。

ちなみにわたしは21時過ぎごろにホームに向かったのですが(発車は21:50)、すでに10人くらい並んでいました。(サンライズ出雲の場合は10号車に販売機がありますが、一番近いのは11号車の10号車寄りの入り口のようです。) 当日は満席でしたが、おそらく始発駅からの乗車でないと購入できなさそうな雰囲気でした。販売機は現金のみの取り扱い(330円)なので、小銭を用意しておくとよいです。(おつりは出るのでぴったり持っていく必要はない)

シャワーカード

というわけでシャワーカードは無事に買えました。今回はシングルの部屋をとってみました(ここしか空いてなかった)。室内はこんなかんじ。

室内 室内

広くはないのですが狭くもなく、いいかんじに落ち着ける空間です。完全に個室なので、気兼ねなくお弁当を食べたり、車窓を眺めたりできます。 車内には弁当やアルコール類の販売はありません。車内の飲料自販機もラインナップがあまり充実していないので、乗車前にいろいろとそろえておくのがよさそうです。

シングルルームの場合は、小さな机もついているので、お弁当も食べやすいです。100Vコンセントもひとつあるので、パソコンやスマホを充電することもできます。

ご飯をたべて、しばらくぼーっと窓の外を眺めた後は、個人的にたのしみだったシャワールームに行きます。が、サンライズ瀬戸、出雲それぞれひとり用のシャワールームが一つずつしかないので、乗車してしばらくの間はなかなか利用できませんでした。 シングルデラックス(A寝台)の場合はシャワーカードを買う必要はなく、かつA寝台専用のシャワールームが利用できる(混雑しない)ので、この辺が煩わしい場合はシングルデラックスを予約するとよさそうです。

シャワールーム近くのラウンジスペースでしばし待ち、12時過ぎごろにようやっと利用できました。脱衣室の中はこんなかんじ。 ゴミ箱とドライヤー、衣類を入れるかごがあります。

シャワー

シャワーカードを機械に入れるとシャワーを利用できるようになります。シャワーカードを入れた後でシャワー室出口の鍵を開けてしまうと利用終了扱いになってしまい、カードも利用済み扱いになるので、着替えやタオルを持ち込んでいることを確認して施錠したあとでシャワーカードを入れます。 タオルの販売や貸し出しはないので、タオルを調達してから乗車する必要があります。

シャワー シャワー

シャワー室はこんなかんじ。シャンプーやボディーソープは備え付けのものがありました。

お湯は連続6分間だけ使えます。STARTボタンを押せばお湯が出て、STOPボタンを押せば止まります。シャワーを止めている間は残り時間も停止します。ボタンはしっかりと押さないと反応しません。

制限時間があると不安になりますが、髪と身体を同時に洗い流すように洗えば、かなり余裕をもって利用できました。 電車は揺れることもありますが、手すりもついているので安心。床はすのこが敷いてあり、すべりにくくなっています。

シャワー

シャワーも無事浴びることができたので、部屋を暗くしてぼーっとしながら車窓を眺めます。うとうとしてきたのでブラインドを下げて就寝。(ここでブラインドを下げ忘れると、翌朝ホームにいる人たちに寝顔をお見せすることになってしまいます)

翌朝6時過ぎごろに岡山に到着。サンライズ瀬戸とサンライズ出雲はここで切り離され、それぞれの目的地に行きます。 たくさんのひとが切り離し作業を写真に収めていました。

車両の切り離し

切り離し作業のため数分間は停車するので、ホームの売店に急いでゆき、朝ごはんを調達しました。数分しか停車しないので、乗り遅れないように注意。

朝ごはん

洗面所で顔を洗ったり歯を磨いたりします。ちなみに車内の洗面所もお手洗いもきれいです。

洗面

その後はぼーっと外を見ていたのですが、かるく乗り物酔いしてしまいました。わたしは普段はそれほど酔わないタイプではありますが、いつもよりだいぶ早起きしたこともあり目が回りやすかったのでしょう。 (岡山以降の伯備線区間は山中をくねくねと進むので、そもそも酔いやすい路線ということもあるようです。)酔い止めを持っていくと安心だなと思いました。

伯備線の車窓

酔いに耐えつつ、午前10時ちょっとまえに到着しました。たのしかった~。

出雲市駅

到着後は何をしていたの?

出雲市駅を降りて、一畑電車に乗って出雲大社に行きました。

出雲大社前駅

出雲大社前駅構内。雰囲気がいいかんじ。

出雲大社 うさぎ

出雲大社の境内にはかわいいうさぎの石像がいろいろなところにありました。

しまねっこ

電車内に鎮座しているしまねっこ

玉造温泉

出雲市駅に戻って、山陰本線で玉造温泉駅へ。日帰り温泉に行きました。温泉街までは駅からそこそこ距離があるので注意(歩いて20分くらいかかった)。 温泉に入った後はバスで松江市街まで行き1泊しました。

鳥取砂丘

翌日はスーパーまつかぜで鳥取まで行き、砂丘を見てきました。鳥取市内ではバスも電車も交通系ICカードが使えなかったので注意。帰りはスーパーはくとで新幹線停車駅までゆき、帰路につきました。

旅行1週間前に突然思いついたかのように企画し、行きの夜行列車の中でその日の宿を予約するくらいには計画性に欠けたものでしたが、思い付き旅行でもかなり楽しく過ごせました。思い立ったがすぐ旅行、よさそうなので今後も可能な範囲でやってみたいですね。

ではでは~

このカウンタは @piyoppi/counter-tools を使っています。

クリックすると匿名でいいねできます。